この記事は、
・公文の2026年の値上げで「続けるべきか」迷っている家庭
・公文のコスパを冷静に知りたい方
・市販ドリルとの違いや“学習習慣の価値”を判断したい方
に向けて、実体験をもとにまとめています。
公文はコスパ良い?値上げ後の価値を実体験で検証
2026年4月から、公文の月謝が+330円値上げされることが発表されました。
月謝(東京都・神奈川県の教室)
幼児・小学生:7,700円 → 8,030円
中学生:8,800円 → 9,130円
高校生以上:9,900円 → 10,230円
公文は不定期に値上げがあるとは聞いていたものの、入会してまだ1年で値上げが来るとは思っておらず、正直「もう来たか…」という驚きがありました。
しかも、これまで7,700円だった月謝が8,030円となることで“8,000円台”に乗ると、数字の印象がぐっと重くなります。
わが家はほかの習い事もあるので、すべて合算すると家計へのインパクトも小さくありません。
とはいえ、最近は家賃も物価も上がり続けていて、公文だけが特別というわけでもない。
「このご時世なら仕方ないのかもしれない」という気持ちもありつつ、今回の値上げを機に、公文のコスパを改めて冷静に考えてみることにしました。
公文の月謝は高い?安い?まずは“1日あたりの金額”で考える
公文は宿題の量(教材の枚数)で料金が変わらないのが大きな特徴です。
娘の場合:
- 週2回の教室 → その場で1セットずつ学習
- 公文のない日(週5) → 宿題を毎日1セットずつ
- 宿題1セット=A5裏表5枚
つまり、1週間で7セット(教室2+宿題5)。 1か月で考えると、だいたい30セット前後になります。
この「30セット」を基準に月謝を割ると…
8,030円 ÷ 30セット ≒ 1セットあたり約267円
1セット267円で、
- 教材
- 採点
- 進度管理
- つまずきの分析
- 習慣化の仕組み
- 先生のフォロー
がすべて含まれていると考えると、私は「安い」と感じています。
ただし、コスパは“宿題の量”で大きく変わる
公文は、どれだけ宿題をもらっても料金は同じ。 だからこそ、しっかり宿題に取り組める家庭ほどコスパが良くなります。
一方で、
「公文の日以外は週に2セットだけ」
という家庭もあります。
その場合、
- 教室で週2セット
- 宿題は週2セット
合計週4セット × 4週=16セット/月となり、
8,030円 ÷ 16セット ≒ 1セットあたり約501円
となります。
1セット501円となると、正直コスパはあまり良くありません。
わが家のように「月30セット」取り組む場合は1セット267円ほどですが、
16セットだと1回あたりの金額がほぼ倍になります。
同じ月謝でも、取り組むセット数によってここまで差が出てしまうので、
“どれだけ宿題に取り組めるか”は、公文のコスパに大きく影響します。
忙しい家庭ほど、
・宿題に使える時間
・子どもの集中力
・親のサポートの余裕
によって、コスパの感じ方が変わるのは当然だと思います。
市販ドリルと比較するとどうか?
市販ドリルは1冊1,000円前後。
8,030円あれば8冊買える計算です。
一見、市販ドリルのほうが圧倒的に安いのですが、実際に比べてみると違いがはっきりします。
公文の強み
- つまずいたところを何度もやり直せる
- 進度に合った教材が自動で出てくる
- 親が教材を選ぶ必要がない
- “次の教室までにやらなきゃ”という仕組みで習慣化しやすい
- 採点・丸つけを先生がしてくれる
市販ドリルの弱み
- 進度管理はすべて親
- つまずきの分析も親
- 毎日コツコツ続けるには親の声かけが必須
- 子どもが飽きると続かない
仕事をしている私には、毎日ドリルを管理するのは現実的ではありませんでした。
だから、公文の「仕組み化された学習」は本当に助かっています。
公文のコスパは“教科数”で大きく変わる
うちは算数1教科だから続けられていますが、もし算数+国語+英語の3教科となると…
月謝:8,030円 × 3=24,090円
宿題:毎日3教科分
子どもの可処分時間が圧迫される
正直、子どもがパンクする可能性が高いです。
そしてもうひとつ残念なのは、公文には“複数教科割引”がないこと。
どれだけ教科を増やしても、1教科ごとに満額の月謝がかかります。
習い事が複数ある家庭にとっては、この「割引なし」は家計へのインパクトが大きい。
特に月謝が8,000円台に乗った今、教科数を増やすほど負担が跳ね上がるのを実感します。
だからこそ、コスパだけで考えるなら
「1教科に絞って深くやる」という選択が最も現実的だと感じています。
ただ、これはあくまで“コスパだけ”を軸にした場合の話。
公文のやり方が子どもに合っている、
家庭にその時間が確保できる、
ほかの習い事や生活リズムと無理なく両立できる——
こうした条件がそろっているなら、
バランスよく伸ばすために複数教科を選ぶのも十分アリだと思います。
家庭の目的や子どものタイプによって、
“最適解”は本当に変わると感じています。
公文の価値は「教材」よりも「習慣化」にある
公文に通って1年、いちばん大きかったのは…
毎日机に向かう習慣がついたこと。
ドリルだと親が管理しないと続かないけれど、公文は「次の教室までにやらなきゃ」という仕組みがある。
忙しい家庭ほど、この“仕組み化”の恩恵は大きいと感じています。
- 親がつきっきりで見なくていい
- 子どもが自分で進められる
- つまずきは先生が把握してくれる
これは、市販ドリルでは代替しにくい価値です。
まとめ|値上げ後も、公文は“目的次第でコスパが変わる”
公文のコスパは、月謝の金額だけでは判断できません。
大事なのは、
- 何を伸ばしたいか
- どれくらい親が関われるか
- 子どもの性格
- 教科数
- 学習習慣をどこまで重視するか
公文を続けるべき家庭
- 毎日コツコツ続ける仕組みが欲しい
→ 習慣化の外部装置として公文が機能する - 親がドリル管理する余裕がない
→ 進度管理・丸つけ・つまずき分析を先生に任せられる - 1教科に集中して深く伸ばしたい
→ 月謝の負担と宿題量のバランスが取りやすい - 子どもが“自分で進める学習”と相性が良い
→ 公文の教材形式がハマるタイプ
市販ドリルや家庭学習で十分な家庭
- 親が進度管理や丸つけをできる(または好き)
→ 教材選びも含めて家庭で回せる - すでに学習習慣がついている
→ 公文の“仕組み化”がなくても続けられる - コストを抑えたい
→ 月8,000円台は大きいので、家庭学習で代替可能 - 子どもが公文形式より、バリエーションのある教材のほうが合う
→ 市販ドリルやアプリ学習のほうが楽しく続く場合も
我が家の場合
娘の場合、「毎日コツコツ続ける仕組み」が何よりの価値だったので、値上げ後も続ける予定です。
ただし、複数教科になると負担も増えるため、1教科で深くやるのが最もコスパが良いというのが私の結論です。
公文は“合う家庭には最強”。
目的に合わせて、無理なく選ぶのがいちばんだと思います。






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