この記事は、
子どもにピアノを習わせていて、
「学力に意味があるのか」「続ける価値はあるのか」と気になっている保護者の方に向けて、
研究データと我が家の体験談をもとに整理したものです。
「ピアノを習うと頭が良くなるって本当?」
子どもにピアノを習わせていると、一度はこんな疑問を持つことがあると思います。
私自身も、
「本当に学力につながるの?」
「ただの習い事で終わらない?」
と半信半疑だったのですが、
データを調べたり、実際に我が子の成長を見たりする中で、
ピアノが“考える力”に与える影響を強く感じるようになりました。
結論から言うと、ピアノは“直接的にIQを上げる”わけではありません。
ただし、ピアノの練習を通して
集中力・ワーキングメモリ・実行機能(計画・切り替え・抑制)
といった“学力の土台になる力”が鍛えられやすいことは、多くの研究で示されています。
この記事では、
ピアノと学力・思考力の関係についてのデータを紹介しつつ、
我が家の体験談も交えてわかりやすくまとめます。
ピアノで頭が良くなると言われる理由(エビデンス)
これまでの研究では、
ピアノなどの楽器演奏を行う子どもは、
- 集中力
- ワーキングメモリ(一時的に情報を記憶・処理する力)
- 注意力
- 実行機能(計画・切り替え・抑制)
といった能力が高まりやすい、という報告があります。
いわゆる
「IQが必ず上がる」
「成績が劇的に伸びる」
といった単純な話ではありませんが、
脳を広く使う活動であることは間違いないと言われています。
特にピアノは、
- 両手を別々に動かす
- 楽譜を読みながら音を聴く
- リズム・強弱・テンポを同時に処理する
という、かなり高度なマルチタスクを常に行っています。
※研究結果は傾向を示すものであり、すべての子どもに同じ効果が出るわけではありません。
我が子の変化|ピアノで育った“考える力”
娘のピアノ練習を見ていて、特にすごいなと感じるのは、
- 右手と左手で違う動き・違うリズム
- 強く弾く音、弱く弾く音のコントロール
- 指だけでなくペダル操作
- さらに曲全体の流れを意識する
これらを同時に考えながら弾いていることです。
最初は一つ一つ意識しないとできなかったことが、
繰り返し練習するうちに自然とできるようになる。
この積み重ねが、
「集中する力」
「同時に複数のことを処理する力」
につながっているように感じます。
発表会・コンクールが学力に効く理由「緊張下で考え、行動する力」
ピアノは家での練習だけでなく、
- 発表会
- コンクール
- 人前での演奏
といった、緊張感のある場面があります。
本番では、
- 失敗できないプレッシャー
- 周囲の視線
- 普段とは違う環境
の中で、自分の力を出し切る必要があります。
この経験は、
テストや発表の場で力を発揮する力、
いわば「緊張下で考え、行動する力」につながっているように感じます。
中学受験層と「ピアノガチ層」が重なる理由
よく聞く話ですが、
中学受験をする子と、ピアノを本気でやっている子は層がかぶると言われます。
実際、娘のピアノ教室でも、小学4年生前後になると中学受験対策に集中するため
レッスンを一時的に休んだり、やめたりする生徒が毎年一定数います。
ピアノを「ガチ」で続けるには、
- 毎日の練習
- 時間管理
- 家庭のサポート
が必要です。
これは中学受験に求められる力と、とてもよく似ています。
私の体験談|中学生までピアノを続けた子は、やっぱり賢かった
これはあくまで私の体験談ですが、
中学生のとき、合唱コンクールで伴奏をしていた同級生は、もれなく全員頭がよかったです。
当時は5クラスあり、伴奏者は5人。
- 女の子3人
- 男の子2人
その後の進路を見ると、
- 医学部:2人
- 東大:1人
- 早慶:1人
- 薬学部:1人
という結果でした。
もちろん、
「ピアノをやっていたからこの進路になった」
と単純には言えません。
でも、中学生までピアノを続けられた層=何かを継続して頑張れる層
だったのは間違いないと感じています。
ピアノは「努力型の学び」を体感できる習い事
ピアノは、一朝一夕で上達する習い事ではありません。
- 毎日の練習
- すぐに結果が出ない時期
- 地味な基礎練習
こうしたコツコツ型の努力が必要です。
娘を見ていて思うのは、
この「努力して積み上げる感覚」が、
勉強にも通じているのではないか、ということ。
実際、娘はこんなことを言っています。
「ピアノって簡単にはできないけど、
やった分だけできるようになるのがうれしい」
この感覚を幼い頃から体で知っていることは、
学習面でも大きな強みになるのではないでしょうか。
ピアノで賢くなる?それとも賢い子がピアノを続ける?
正直なところ、
- ピアノをやると賢くなるのか
- 賢い子がピアノにはまるのか
これはどちらもあるのだと思います。
ただ一つ言えるのは、
ピアノを通して
- 考える力
- 集中力
- 継続して努力する姿勢
が育つのは、かなり確度が高いということ。
まとめ|ピアノは“学力の土台”を育てる習い事
我が家の結論としては、
- ピアノを習ったから急に成績が上がるわけではない
- でも、学力の土台となる力は確実に育っている
です。
「頭が良くなるかどうか」だけでピアノを判断する必要はありませんが、
学びに向かう姿勢そのものを育ててくれる習い事だと、今は感じています。





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