習い事のやめどき完全ガイド|後悔しない判断基準

習い事・才能の芽

この記事は、

・習い事のやめどきに悩んでいる保護者
・子どもの「行きたくない」にどう向き合えばいいか迷っている家庭
・続けるべきか、辞めるべきか判断に迷っている方

に向けて書いています。

習い事のやめどきはなぜ難しい?

習い事は「始める」よりも「やめる」ほうがずっと難しいものです。

・お金をかけてきた
・時間を使ってきた
・子どもが頑張ってきた
・辞めたら後悔するかもしれない

そんな気持ちが重なり、親も子も簡単には決断できません。

実は私自身、小学生の頃に剣道を習っていました。
始めてすぐ「自分には向いていない」と気づいたのに、始めるにあたり、高額な防具類を買ってもらったことが頭にあり、辞めたいと言い出せませんでした。

「親に申し訳ない」
「せっかくお金をかけてもらったのに」

そんな気持ちでズルズル続け、小学校卒業のタイミングで辞められると思っていたのに、中学進学時に道場から名前入りの竹刀袋をプレゼントされ、断り切れず中学でも剣道部へ。

結果、反抗期も重なり中2で退部。
大会で結果を出していたこともあり、周囲からがっかりされたことも強く覚えています。

「本当は、もっと好きなことに時間を使いたかった」
この後悔は今でも消えません。

だからこそ、娘には最初からこう伝えています。

「始めたら絶対続けなきゃいけないわけじゃないよ。
嫌だなと思うことが続いたら、すぐ教えてね。」

やめたくなる理由は大きく5つ

① 子どもが「行きたくない」と言い出した

・先生との相性
・友達関係
・難易度が上がった
・疲れが溜まっている

「行きたくない」の背景はさまざまです。

② 親の送迎・時間負担が限界

共働き家庭では特に大きな問題。
送迎が負担になり、家庭全体が疲弊することもあります。

③ 費用が家計を圧迫してきた

月謝・道具代・発表会費用など、習い事は意外と高額です。

④ 成長や成果が見えにくい

「続けている意味あるのかな…」と感じる時期は誰にでもあります。

⑤ 他の習い事や学校生活との両立が難しい

特に小4前後は、中学受験準備で辞める家庭が多いと言われています。

後悔しないための判断基準|チェックリスト

子どもの「嫌」の種類を見極める

習い事を続けるかどうかを判断するうえで、
「嫌」の正体を見極めることが最も大切だと感じています。

娘の例でいうと、体操教室はまさに「合わないから嫌」でした。

体験では楽しく過ごせたのに、実際に入会してみると
・難易度が急に上がる
・周りの子が上手で劣等感を抱く
・できない自分がつらい

という状況が続き、毎回帰り道で涙をこらえていました。

「ただ苦しいだけで、楽しい気持ちが一つもない」
そんな“根っこからの嫌”だったので、辞める選択をしました。

一方で、ピアノは「好きだからこそ苦しい」というタイプの嫌です。

・もっと上手になりたい
・思うように弾けなくて悔しい
・練習がつらい日もある

でも、ピアノそのものは大好き。
この“前向きな苦しさ”は、続ける力につながると感じています。

同じ「嫌」でも、
・前向きな苦しさ
・後ろ向きな苦しさ

では意味が全く違う。

ここを見極めることが、後悔しない判断につながります。

「行きたくない」原因は一時的か、構造的か

娘の水泳教室では、最初「行きたくない」と言い出したことがありました。

理由を聞くと、
「はしゃぐ子が多くて落ち着かない。水をかけられるのが嫌」
というものでした。

そこで試しに曜日を変えてみたところ、
雰囲気がガラッと変わり、安心して通えるように。

このように、
曜日変更・クラス変更で解決する“環境の問題”もあります。

ただし、
・曜日変更ができない習い事
・先生や保護者の雰囲気が合わない
・保護者間のトラブルが多い

など、構造的に合わない場合は、辞める選択肢も必要です。

子どもだけでなく、
送迎する親の精神衛生も大切だと強く感じています。

続けた場合・辞めた場合のメリット比較

紙に書き出すと、意外と冷静に判断できます。

習い事の目的は今も有効か

水泳なら「水に慣れる」
公文なら「計算力をつける」
書写なら「美しい字を書く」

目的が達成されているなら、やめどきかもしれません。

年齢別|子どもとの向き合い方

幼児期:気分の波と安心感が最優先

幼児期は、まだ気分の波が大きく、
「今日は行きたくない」「なんとなく嫌」
といった理由も珍しくありません。

この時期に大切なのは、
無理に続けさせて“嫌い”を育てないこと。

本来、習い事は
・得意を伸ばす
・好きの芽を育てる
ためのもの。

それが、
「行きたくないのに無理やり行かされる場所」
になってしまうと、
せっかくの芽がつぶれてしまうこともあります。

幼児期は、
安心して通える環境かどうか
を最優先に考えてあげるのがポイント。

「嫌」の背景が環境なら曜日変更で解決することもあるし、
どうしても合わないなら辞める選択肢も十分ありです。

小学生:意思が育つ時期。背景を一緒に整理

小学生になると、
「どうして嫌なのか」を言葉で説明できるようになります。

だからこそ、
子ども扱いせず、理由を丁寧に聞くことが大切。

・先生が怖い
・友達と合わない
・難しくてつらい
・他の習い事と両立できない
・疲れているだけ

背景は本当にさまざま。

「辞めたい」と言われたら、
すぐにYES/NOを決めるのではなく、
一緒に状況を整理する時間をつくると、
子ども自身も気持ちを理解しやすくなります。

また、
「自分の意見を尊重してもらえた」
という経験は、自己肯定感にもつながります。

高学年:自己決定を尊重する段階

高学年になると、
・将来のこと
・自分の得意・不得意
・時間の使い方
を自分なりに考えられるようになります。

この時期は、
親が方向を決めるのではなく、子ども自身の選択を尊重する段階。

「続ける意味があるのか」
「やめたらどうなるのか」
「別のことに時間を使いたいのか」

こうした“自分で考える力”を育てるチャンスでもあります。

もちろん、親がアドバイスすることは大切だけれど、
最終的には
自分で決めたことのほうが、続ける力にも、やめる勇気にもつながる。

高学年は、
「習い事を通して自己決定力を育てる時期」
と捉えると、親も子も前向きになれます。

やめる前に試したい3つのステップ

① 回数を減らす(週1 → 隔週、月1など)

「行きたくない」「しんどい」という気持ちが出てきたとき、
いきなり辞めるのではなく、回数を減らすという選択肢があります。

・週1 → 隔週
・隔週 → 月1
・平日 → 休日だけ

このように負担を軽くするだけで、
「これなら続けられる」と気持ちが前向きになることもあります。

特に小学生は学校生活が忙しくなる時期。
“やめる”と“続ける”の中間にあるグラデーションを作ってあげると、子どもも安心して選べます。

② コースや曜日を変える(選手コース→一般コースなど)

「嫌」の理由が“環境”にある場合は、
コース変更・曜日変更でガラッと状況が変わることがあります。

実際、娘の水泳教室では
「はしゃぐ子が多くて落ち着かない」
という理由で行きたくない時期がありました。

試しに曜日を変えてみたら、
雰囲気がまったく違い、安心して続けられるように。

習い事によっては、
・選手コース → 一般コース
・上級クラス → 基礎クラス
・グループ → 個別
など、負担や雰囲気を調整できる場合もあります。

「合わない=辞める」ではなく、「合う形に変える」という視点も大切です。

③ 期間を決めて続けてみる(発表会・大会までなど)

「もう少し頑張れるかもしれない」
そんな時は、期間を区切って続けるのも一つの方法です。

・「発表会までは頑張ってみよう」
・「大会が終わったら一度考えよう」
・「3ヶ月だけ続けてみよう」

こうした“期限つきの継続”は、
子どもにとってもゴールが見えるので負担が軽くなります。

そして、期限が来たときに
「やっぱり続けたい」
「やっぱり辞めたい」
どちらの気持ちが強いかを一緒に確認すれば、後悔のない判断ができます。

娘の習い事で気づいた「やめどき」の見極め方と対応

娘の習い事を通して、私は次のことを学びました。

●体操:劣等感でつらい → 辞めた

体験では楽しくても、実際に始めると
「できない自分がつらい」
という気持ちが強く、続ける意味が見いだせませんでした。

●水泳:環境が合わない → 曜日変更で解決

はしゃぐ子が多い曜日では不安が強かったけれど、
曜日を変えたら落ち着いて取り組めるように。

●ピアノ:好きだからこそ苦しい → 継続

「もっと上手になりたい」という前向きな苦しさ。
これは続ける価値があると判断。

●公文:短期目標ではなく長期目線 → 継続

四則演算を身につけるだけでも価値があるし、
本人が「得意だから続けたい」と言っているので継続。

●書写:本人の興味次第 → 柔軟に

楷書ができれば十分という考えもあるけれど、
もし本人が行書までやりたいと言えば続けるつもりです。

最終的に大切なのは「自主性」と「喜び」

すべての習い事に共通して言えるのは、

親がやらせるより、子どもが喜んでやることのほうが伸びる

ということ。

困難があっても
「もっと上手になりたい」
「続けたい」
という気持ちがあるかどうか。

それこそが、子どもの才能の芽だと感じています。

▶ 【習い事・才能の芽】他の習い事の体験談や比較はこちらにまとめています。

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